EMTは一貫してプロフェッショナルユーザーのために、数多くのオーディオ測定器、優れた放送機器や、レコーディングスタジオ機器を提供してきました。今もなお愛用者の多い927、930、948、938などのスタジオ用ターンテーブル、TSD15に代表されるフォノカートリッジ、音の良さでコンシューマ市場でも有名になった放送局用CDプレーヤー、そして2006年に創業66周年を迎え、その記念として、ハイエンドアナログファイルのために発売したJSDカートリッジ、またすべてのRIAAカーブに対応したフォノイコライザープリアンプJPA66など、常にスタジオ、放送局レベルのハイクオリティスタンダードを提供してきました。EMTはスタジオや放送局での豊かな経験と、アナログを熟知したノウハウで磨かれたその音の確かさで至高のサウンドを提供しています。
歴史
創業者はWilhelm Franz(ウィルヘルム・フランツ)(1913年-1971年)
1913年ブレーメン生まれ。彼のプロフェッショナルとしてのキャリアは、ベルリンで計測器開発と販売に携わることから始まり、その後、C. Lorenz AGの責任者として計測技術を究めていく。
C. Lorenz AG(1880-1958)は、ベルリンに存在した電気電子会社であり、電気照明、電信、電話、レーダー、ラジオ製品を、開発、改良、販売していた。
1930年に
ITTに買収され、1958年に新しく設立されたStandard Elektrik Lorenz(SEL)の
一部となる。1940年27歳でElectrical Measuring Technology William Franz KG(EMT)をベルリンに設立。
ロゴの意味
EMT…Elektro Mess Technik = Electrical MeasuringTechnology(電子計測技術)の略です。
ロゴマーク(商標)について、EMTという文字の周りを囲んでいる矢印と楕円は、計測器の針と、コイルを表しています。