Exo-Pod
モジュラー式パッシブ ラインスプリッター
製品紹介
Exo-Podは、ミキシングコンソールのバランスライン出力を受け取り、最大14台のレコーディングデバイスに信号を分配できるパッシブブロードキャストスプリッターです。複数のユニットを連結することで、同時に数百の出力に対応可能な大規模なモジュラーシステムを構築できます。
Exo-Podは、ラインレベルのXLR入力信号を10系統のXLR出力と4系統の3.5mm TRSジャックに分配します。可変入力トリムコントロールにより、エンジニアは全体の出力レベルをローカルで調整可能です。全出力はトランスアイソレーションによりグラウンドループによるハムやバズを排除。さらに個別のグラウンドリフトスイッチも搭載し、ノイズを低減します。XLRスルーコネクターにより複数台をデイジーチェーン接続し、大規模イベントにも柔軟に対応可能です。
主な特長
- パッシブでノイズフリーな14系統トランスアイソレーション出力
- 可変トリムコントロールによる簡単な出力レベル調整
- 最大+24dBまで対応可能なバランスラインレベルXLR入力
- 複数台のExo-Podをデイジーチェーン接続可能
- グラウンドリフトスイッチでハム・バズを低減
技術仕様
- オーディオ回路タイプ:パッシブ
- 出力チャンネル数:14系統
- 周波数特性:<20Hz~>20kHz ±1dB
- ダイナミックレンジ:>136dB / >100dB
- ゲイン:-3.5dB / -18dBu
- クリップレベル:>+26dBu
- 全高調波歪み:0.001%
- 相互変調歪み:0.006%
- 位相偏差:-5°/+25°
- 入力インピーダンス:350Ω
- 出力インピーダンス:XLR 1000Ω / 3.5mm 4600Ω
- コモンモード除去比:63dB
- 等価入力雑音:-108dBu/-84dBu
- ノイズフロア:XLR -111dBu / 3.5mm -86dBu
- 機能:グラウンドリフト、レベルコントロール
- 入力端子:XLR
- 出力端子:XLR、3.5mmジャック
- 筐体構造:14ゲージ鋼製シャーシおよび外装
- サイズ(長さ×幅×高さ):298.45mm × 127mm × 57.15mm
- 重量:約1.63kg
- 梱包サイズ(長さ×幅×高さ):571.5mm × 260.35mm × 114.3mm
- 梱包重量:約1.81kg
- 電源:パッシブ(電源不要)
- 使用環境:乾燥した5℃~40℃の環境下で使用
よくある質問と回答
Exo-Podは電源が必要ですか?
いいえ。完全パッシブで、接続するだけで動作します。
スタジオプリアンプの出力をExo-Podに接続できますか?
はい。非常にコンパクトなプレス配信システムを構築できます。
パワーアンプの出力をExo-Podに接続できますか?
いいえ。Exo-Podはミキサーのラインレベル出力用に設計されています。
Exo-Podの出力からパワードスピーカーを接続できますか?
はい。ほとんどのパワードスピーカーは入力レベルコントロールがあり、Exo-Pod経由の接続に対応可能です。入力感度を調整してください。
Exo-Podの出力をミキサーに接続する際、48Vファンタム電源は故障の原因になりますか?
いいえ。Exo-Pod内のトランスフォーマーがファンタム電源を遮断します。
ミキサーのラインレベル出力に複数台のExo-Podを直列接続できますか?
ミキサー出力の性能によりますが、多くは2台まで駆動可能で、3台駆動できるものもあります。台数が増えると各出力のレベルは低下します。
Exo-Podの出力をPAシステムに接続できますか?
はい。PAミキサーの入力感度を適切に調整して使用してください。
Exo-Podのバランス出力をアンバランス入力に接続できますか?
はい。ピン2(+)とピン1(グラウンド)を使って接続します。この場合出力は約6dB下がるためアンバランス入力の感度を調整してください。
Exo-Podとラインアイソレーターを組み合わせてノイズ除去に使えますか?
はい。ただしExo-Pod内の小型トランスは主にボイスやマイクレベル用途向けで、強い信号を入れると過度な低域歪みが起こる可能性があります。
マイクを直接Exo-Podに接続して複数のマイク入力先に送れますか?
いいえ。Exo-Podのトランスはラインレベル信号を想定しているため、マイク入力では使用できません。
Exo-Podはステレオ対応ですか?
いいえ。モノラル機器です。
商品コード
EANコード: 0676101044207