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Nuance Selectは、「原音への一切の影響を排除したクリアな動作」という一つの理念に基づいて設計されました。音楽制作においては、スピーカーから聞こえる音が、オーディオインターフェースからの音を正確に反映しているという確信が不可欠です。
便利な機能と引き換えに、ミックスの聞こえ方に影響する歪みや色付けを加えてしまうようなモニターコントローラーの導入は、本末転倒です。だからこそ、Nuance Selectは、信号経路に存在しないかのように聞こえるよう、あらゆる工夫を凝らしています。
特許出願中の独自の回路設計により、Nuanceのバランス出力における全高調波歪みは0.00001%未満という驚異的な低さを実現。これはオーディオテスト機器によっては検出できないほどの数値です。100%クラスAの信号経路はコンデンサを一切使用せず、DCサーボを全面的に採用、さらにメインレベルコントロールには真のステップアッテネーターを搭載しています。
これまで他のモニターコントローラーを使用していた方なら、Nuance Selectの透明感と緻密なディテールにきっと驚かれることでしょう。入力ソース、モニター、サブウーファー出力の切り替えといったあらゆる利便性を備えながら、インターフェースとスピーカーを直結しているかのようなピュアなサウンドを提供します。
いいえ。Nuance Selectは可能な限り完全に透明な音質を実現するよう設計されており、オーディオインターフェースからスタジオモニターへ高品質ケーブルを直接つないだ場合とほぼ同じです。これによりミックスの正確な再現が可能になるだけでなく、モニタースイッチング、レベルコントロール、複数のヘッドホンアンプなど、Nuanceの便利な機能も利用できます。
はい。サブウーファー出力は独立してオン・オフが可能なので、どちらかのモニターセットと組み合わせて有効にできます。
いいえ。サブウーファー出力はフルレンジ信号で、ローパスフィルターなどはかかっていません。
いいえ。Nuance Selectでは常にどちらか一方のモニター出力のみがアクティブになります。Aモニターがアクティブな状態でBモニターのスイッチを押すと、Aは自動的に非アクティブになり、Bが即座に有効になります。
いいえ。SRC 1とSRC 2を同時にNuance Selectの同じ出力に送ることはできません。ただし、SRC 1をスピーカー出力へ、SRC 2をヘッドホン出力またはAux出力へ送ることは可能です。これにより、ミュージシャンがヘッドホンでキューミックスを聴きながら、メインミックスをスピーカーや別のヘッドホンでモニターできます。
いいえ。Aux出力はNuance Selectの他の出力とは異なり、1本のTRSコネクターでステレオ信号を送出します。左チャンネルがチップ（Tip）、右チャンネルがリング（Ring）に割り当てられています。ステレオTRS入力対応のヘッドホンアンプに直接接続するか、アダプターケーブルを使って信号を2本の1/4インチジャックに分岐し、別の機器の2チャンネルに入力することができます。
Nuance Selectではカスタマイズされた21段階2極ロータリースイッチを採用しており、各段階で左右チャンネルのレベル差を0.1dB以内に抑えています。ポットを時計回りに回し切るとユニティゲイン（0dB）になり、約2dB刻みで減衰がかかる設計です。クローム製ノブで精密な調整が可能です。
EANコード: 0676101046416