スタンドの構成
アイソレータ
形状、容量、デュロメータ(硬度と密度)をバランス良く作用させることで、効率的なアイソレーションを実現しています。先細りの開口部、凹型のエンド部は、サポートするための棒と組み合わさり、前後左右の動きや振動に抵抗します。ニュートンの第三法則で予測されるように、スピーカーコーンが前方に動くとき、スピーカーのエンクロージャーは後方に動こうとします。従って、エンクロージャーとスタンドの上部は音源に対して共鳴した方向に動きます。
スピーカースタンドの形状
上下のエレメントは、スピーカースタンド全体にねじれ剛性を与えています。長方形の形状のため、スタンドのフロント面を決める際に分かりやすいデザインです。
下部のエレメント
下部のエレメントは、このスタンドの中で一番目に入る部分です。このフレーム部分は、強く安全な土台となり、アッセンブリを固定します。アイソレータが、正しい方向に挿入されるように形作られたシェイプです。開口部を覆う弾力材は最適な質量を維持します。
上部のエレメント
上部のエレメントは、実際にスピーカーが置かれる部分です。フランジのカップ形状は、圧迫状態にある間、スピーカーとスタンド間の動きや滑りに抵抗し、吸着カップのような効果が得られます。角度を付けたセッティングにしている場合は、特に重要なことです。
同梱しているものとセットアップ(ISO-130 / ISO-155 / ISO-200)
IsoAcoustics ISOスピーカースタンドには、高さを決めるための2種類の長さのパイプが各4本と傾斜角度を調整するための2種類の高さのインサートパーツが各2つ用意されています。お持ちのスピーカーとリスニングポジションに応じて、これらのパーツを使用して組み立てを行います。
インサートパーツを使用して微妙な傾斜角の調整および2パターンの高さにセットすることができます。
- 高さを調整
- 角度を調整
- 接地面からのアイソレート
- 作業スペースの確保
ショートパイプで組み立て
ショートパイプで組み立てたときのスタンド高さは、ISO-130で約71 mm、ISO-155で約76 mm、ISO-200で約95 mmとなります。またインサートパーツを使って、最適なリスニングアングルに傾けることができます。
ロングパイプで組み立て
ロングパイプで組み立てたときのスタンド高さは、ISO-130で約210 mm、ISO-155で約210 mm、ISO-200で約215 mmとなります。またインサートパーツを使って、最適なリスニングアングルに傾けることができます。
ISO-130(ペアセット)
- 寸法:130 W x 152 D x 71 H(mm),ロングパイプ使用時 210 H(mm)
- 最大傾斜角:6.5°
- 重量制限:9 kg
- 製品コード(UPC):810514000386
ISO-155(ペアセット)
- 寸法:155 W x 190 D x 76 H(mm),ロングパイプ使用時 210 H(mm)
- 最大傾斜角:6.5°
- 重量制限:18 kg,ロングパイプ使用時 16 kg
- UPC:810514000409
ISO-200(ペアセット)
- 寸法:200 W x 255 D x 95 H(mm),ロングパイプ使用時 215 H(mm)
- 最大傾斜角:6.5°
- 重量制限:34 kg,ロングパイプ使用時 27 kg
- UPC:810514000423
ISO-430(1本)
ヨコ置きモニタースピーカー、ベースアンプ用
ISOシリーズ中で最大サイズのISO-430は、横430 mm、奥行き230 mm、高さ90 mmと横長の形状をしており、Focal SM9、Adam A77Xなどに対応するスタンドです。耐荷重は45 kgとなっており、モニタースピーカーのみならず、ギター/ベースアンプに使用することで余分な振動ノイズを軽減し、より明瞭なモニタリングが可能となります。同梱しているものは、上下のアイソレータパーツ(x1)、チューブ(x6)、インサートパーツが2サイズ3つずつ入っています。必要に応じてインサートパーツを挟むことで、微妙な傾斜角の調整が可能となります。
- UPC:810514000461