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T-REX Effects

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T-REX Effects社について​

T-REX Effectsは1996年にギタリスト兼エンジニアであったLarsとSebastianの2人によってデンマークに創設されました。
彼らは既存のギターエフェクトをアップグレードし、新しいエフェクトを開発するための技術的ソリューションを考案し、エフェクターだけではなくパワーサプライ、ケーブル、ペダルボードといった高品質な機器も開発しました。
設立から20年以上経過した昨今でも、世界中のギタリストに愛される最高峰のエフェクトを生産し続け、ミュージシャンのあらゆるニーズを満たし続けています。もちろんT-REXはエフェクターの品質にも強いこだわりを持っています。使用しているコンポーネントの中には、耐久性の高いポテンションメーターやフットスイッチなど、T-REX専用に開発したコンポーネントなども含まれます。
T-REXは、常にミュージシャンのサウンドをより良くすることを念頭に、素晴らしいサウンドの新しいエフェクトを日夜開発しています。​

T-REXのテクノロジー

T-REX製品に使用されているテクノロジーと最高品質のコンポーネントについて

■ 特別に選定されたコンデンサ

T-REXは長年にわたる開発を通じて、セラミックコンデンサーとフィルムコンデンサーの間に大きな違いがあることに気づきました。可能な限り最高のサウンドを実現するために、ヨーロッパ製のフィルムコンデンサーを信号経路に使用することを選択しました。特に歪み系ペダルの場合、フィルムコンデンサーはより豊かな特性を持ち、エフェクト音を底上げしてくれます。

■ 耐久性の高いポテンショメーター

T-REX製品のユーザーは、エフェクトの設定を安定させることを求めていました。本来ライブ中、誤ってペダルに触れただけで設定が変わってしまうようなことがあってはなりません。そのため、ペダルに使用しているポテンショメーターは軍用規格を超えるレベルの耐久性を持ちます。

長年にわたり、T-REXでは簡単に回せて、しかも耐久性の高いポテンショメーターを開発してきました。軍用規格では、一般的に4万回ほど回すとパーツが消耗してしまいますが、T-REXのポテンショメーターは10万回の回転に耐える耐久性を持っています。

■ 正確なクリック感のフットスイッチ

ストンプボックスに搭載されているフットスイッチは、ほとんどが同じように見えます。しかし、一度踏んでみると、その違いを実感できるはずです。ギタリストの大きなブーツに比べれば、フットスイッチは比較的小さなデバイスです。そして、フットスイッチは常にON/OFF時の踏み込みによる大きな圧力に耐えなければなりません。尚且つ、「カチッ」とした切り替え時の感触を常に提供しなければなりません。T-REXのフットスイッチは、パーツメーカーと共同で開発したT-REX専用フットスイッチであり、耐久性の高いモメンタリースイッチで、素晴らしいクリック感と耐久性を提供します。

■ 安定した接続を提供するジャックコネクター

T-REXペダルのジャックにケーブルを接続した際、その安定感に安心感を抱くかもしれません。T-REX製品のジャックは高い安定感を提供するためにメタルナット付きの高品質なコネクターを使用しています。

■ 半永久的に使用できるトグルスイッチ

T-REXの多くの製品に搭載されているトグルスイッチは金属製で耐久性の高い高品質なスイッチを採用しており、半永久的に使用することができます。

■ 素晴らしいサウンドを提供するSMDテクノロジー

T-REXは、ヴィンテージテクノロジーとSMD(表面実装部品)を融合させ、独自の高水準回路を作り上げました。20年以上の経験から生まれたこの技術力は、T-REXエンジニアとお客様の可能性をさらに広げます。

エフェクターバイパス

エフェクターのバイパスに関しては様々な意見や見解があります。ここでは、T-REX Effectsの見解を述べます。T-REXは自社のエフェクターのユーザーに対して、ギター信号の最良の処理を提供したいと考えています。

■ FETスイッチングバイパス(アクティブバイパス)

T-REXペダルの大部分では、低スイッチングノイズと信号バッファリングのために、FETバイパススイッチングを使用しています。T-REXのFETバイパス回路は、オーディオ用として非常に優れており、特にワウ、ディストーション、オーバードライブ、コンプレッサーを使用する際に音色を損なわず、またON/OFF時のポップノイズを限りなく少なくするのに有効です。これは、DCオフセットがペダルによって異なるからです。
信号をバッファリングするというのは、トランジスタとその周辺の部品が、楽器からのハイインピーダンス信号をローインピーダンス信号に変換することを意味します。ローインピーダンス信号は、ケーブルが長くても影響を受けづらく、アンプに向かう信号を維持します。
バッファーがない場合、長距離の伝送を行うとアンプに向かうケーブルとアンプの入力回路がフィルターのように作用し、信号の強度と高周波数帯域成分がカットされてしまう場合があります。
特に、トゥルーハードワイヤーバイパス(トゥルーバイパス)の場合、ギターからアンプまでのケーブルが長すぎると、音色が著しく損なわれてしまう場合があります。

■ トゥルーハードワイヤーバイパス(パッシブ・バイパス)

T-Rexは、一部のペダルでトゥルーハードワイヤーバイパスを採用しており、基本的にオーバードライブ、ディストーション、コンプレッションの後に接続するペダルのみにこれを適用しています。特にタイムベースエフェクトには有効です。なぜなら、これらのエフェクトは、ディストーションペダルのようにスイッチからのポップノイズが増幅されないためです。

■ FETスイッチングバイパスをトゥルーハードワイヤーバイパスにする

もし、FETスイッチングバイパスを搭載したペダルをトゥルーバイパスにしたい場合、金メッキリレーを搭載したスイッチングシステムの使用をお勧めします。

ディレイ/リバーブなどのタイムベースエフェクトにおけるアナログ/デジタルテクノロジー

アナログディレイやデジタルディレイなど、何がベストかについては、常に異なる意見があります。ここではT-REXの見解をご説明します。

■ アナログ

ほとんどのペダルメーカーは、BBD素子(BUCKET BRIGADE DELAY)と呼ばれるアナログチップを使用しています。これは何千ものトランジスタが直列に接続されたものです。これにより、各トランジスタは少しずつディレイを作成します。本来ディレイ効果は、十分な数のトランジスタを持つことによって得られ、これは非常にシンプルで使いやすいです。
しかし、その反面でトランジスタの数が多いと、高周波のノイズが多くなってしまうため、これを処理しなければなりません。このため、許容できるノイズフロアを得るのに、多くのフィルタリングとハイカットが必要となります。良い点は、ドライミックスが常にアナログであるため、ウェット信号のフィルタリングを行っても、音色の大きな損失は感じないことです。
ただし、フィルタリングが正しく行われた場合にのみ、良い結果が得られます。T-REXの世界では、これをヴィンテージサウンドと呼んでいます。

■ デジタル

現在で最も一般的な方法は、デジタルシグナルプロセッサー(DSP)を使用することです。DSPを使えば、簡単にきれいな音のディレイを作ることができます。信号の質は、CODECがどれだけ優れているかに依存します。CODECとは、アナログ信号をバイナリコードに変換し、処理後に再びバイナリコードに戻す集積回路を指します。
デジタルディレイは、処理後の信号品質が高く、作業しやすいもので、特にフィルタリングは必要ありません。ノイズの多いアナログ信号を修正するよりも、良い信号を処理する方がはるかに簡単です。
しかし、デジタル処理後のディレイ信号はニーズを満たすものではなないサウンドになることがあります。特にドライミックスやリピート、バイパスなど、すべてデジタルで行う場合はなおさらです。

■ T-REXスタイル

T-REXはオーディオ処理をできる限りアナログで処理することを好みます。なぜなら、その方が良い音がするからです。しかし、場合によってはデジタルで実現した方が良い時もあります。
そのため、T-REXは、アナログとデジタルの技術を良い点を組み合わせました。
信号のロスを防ぎ、素晴らしいサウンドを提供するために、ウェット信号はデジタルで処理し、その他の信号はすべてアナログの処理でマスタリングされます。
まず、デジタルで作成された完璧な音質のディレイ信号を、アナログのコンプレッサー(エキスパンダー回路)で分割します。
そして圧縮された信号を、元の音量に増幅します。そうすると、テープエコーと同じ効果が得られますが、邪魔になるようなノイズはカットされます。
そして、再び信号を入力に戻し、アナログ的にセッションが繰り返します。これにより、実際のエコーと同じように、周波数スペクトラムとダイナミクスが失われながら繰り返されるため、非常に自然なディレイサウンドを実現します。そして、その結果、アナログテープディレイに非常によく似たサウンドが出来上がるのです。

■ MIX

重要なのは、ミックスがアナログ的に行われることです。ドライシグナルは常にウェットシグナルとパラレルにルーティングされています。