「H590」は、進化した特許取得済みのフィードフォワード補正回路SoundEngine2テクノロジーと、ハイパワーで低歪みのアンプ回路を組み合わせています。その結果、広大なサウンドステージのダイナミックな再生に加え、音楽の細部までも滑らかで自然なサウンドが得られます。
特徴
- 入力初段には、オペアンプを使用し、高周波測定器レベルの精度を有する高精度で低ノイズの独自電子ボリュームアッテネーターに送られます。フロントパネルのボリュームノブは、ボリュームの変化量検出に使用され音楽信号は通過しません。その変化量をマイコンが把握し、独自の高精度電子ボリュームアッテネーターを動作させます。
- DualAmp Technology(デュアルアンプ テクノロジー):低歪み率と高ダイナミックレンジ特性を実現する為、電圧/電流ゲインステージは、完全に独立した異なるステージとして専用設計されています。音楽信号は、最初に電圧ゲインステージに伝達され、その後電流ゲインステージへ伝達されます。電流ゲインステージは、スピーカーへの大電流を供給する役割を担っています。2つのステージを分離させる事により、スピーカー駆動の大電流に起因する、電圧ゲインステージの敏感なパーツへの影響を防いでいます。
- DualPower Technology(デュアルパワー テクノロジー):電源トランスの2次巻線は、入力ステージ、電圧ゲインステージ、電流ゲインステージの各セクションそれぞれに独立させ、干渉を排除し安定した電源供給を実現しています。
- SoundEngine Technology(サウンドエンジン テクノロジー):多くの異なるタイプの静的・動的なひずみを取り除く特許取得のフィード・フォワード技術です。さらに、それは動的なクロスオーバーひずみを取り除く事にも成功しています。変化要素のある増幅回路の前後に歪成分を検出する専用回路を配置して、スレッショルド・ディテクターが歪成分を打ち消す信号を送ります。
- 片チャンネルあたり12個(6プッシュプル)の手作業でマッチングされた超高速ハイパワー・バイポーラ・トランジスタから生み出されるパワフルな出力300W+300W(8 Ω)と大型トロイダル電源トランスを備えた強力な高品質電源部により、ハイスピード、広大なサウンドステージ、スムーズかつ高解像なサウンドを提供します。またフォノステージなどのアナログソースからの繊細な信号に対する歪みを最小限に抑えます。
- 384kHz/32bit、DSD64/128/256対応のDACを搭載。
同軸(RCA)、同軸(BNC)、光、USB、Ethernetの豊富なデジタル入力を装備。
USB入力:PCM 384/32対応、DSD 64/128/256対応
Ethernet入力:PCM 384/32対応
同軸、光:192kHz/24bit対応
(Windows®PCでは、専用ドライバーのインストールが必要です。)
- Ethernet入力端子(RJ-45)により、AirPlay/DLNAのネットワーク再生に対応します。
- Roon Ready対応。
- 入力ソース切替およびボリュームコントロールは、コンパクトな付属RC8 リモコンでコントロール可能です。
またUSB接続の場合は、コンピューター上のプレイリスト再生でプレイ/スキップ/ポーズを付属リモコンで操作できます。
- 本機のフロントパネルは緩やかなHEGEL曲線に切削された無垢のアルミニウムの表面に微小なガラスビーズによるショットピーニングブラストを施し表面硬度を上げ、独特の美しい風合いを持つブラックアノダイズ仕上げです。
- USB入力を介して、H590はDSDのようなハイレゾフォーマットもサポートします。H590には、MQAデコードとレンダリングテクノロジーが含まれています。これにより、MQAオーディオファイルおよびストリームを再生して、オリジナルのマスターレコーディングサウンドを再現できます。