H90 に代わるH95。3 年前に発売されたH90 は、SoundEngine2 モジュールを搭載したことで、音質面で飛躍的に進歩しました。H90 発表時がそうであったように、また今もストリーミングやデジタル機能は日々進歩し続けています。
HEGELは、この間にH190 を発表しました。H190は、Spotify Connect、安定したUPnP接続、さらにAirPlay2に対応しております。

H95 では、同じ機能を低価格で提供したいと考え、オンボードDAC の品質を根本的に改善しました。これはH90 からの大幅なステップアップです。これは、全く異なるレベルのD/A 変換です。よりスムーズで、より正確で、よりダイナミックです。※DAC チップは、旭化成エレクトロニクス (AKM) のAK4396/H90 から、AK4490/H95 に進化しています。

H95 には、H190 と同じDAC を採用しています。またデジタル回路用の専用電源トランスを搭載しアナログ回路からのアイソレーションを実現しています。アナログ部分はH90 とよく似ていますが、電源やアナログステージの実装にブラッシュアップが加えています。また、ヘッドフォン出力のノイズを低減するための改良も行っています。これらすべては、新しいモデルに期待されるレベルに引き上げるためのものです。

「H95」は、進化した特許取得済みのフィードフォワード補正回路SoundEngine2 テクノロジーと、ハイパワーで低歪みのアンプ回路を組み合わせています。広大なサウンドステージのダイナミックな再生に加え、音楽の細部までも滑らかに再現する、これまでに経験したことのない最も音楽的で自然なサウンドをお楽しみください。

特徴

• SoundEngine Technology（サウンドエンジン・テクノロジー）：多くの異なるタイプの静的・動的なひずみを取り除く特許取得のフィード・フォワード技術です。さらに、それは動的なクロスオーバーひずみを取り除く事にも成功しています。変化要素のある増幅回路の前後に歪成分を検出する専用回路を配置して、スレッショルド・ディテクターが歪成分を打ち消す信号を送ります。
• SoundEngine2 は、多くの点でノイズキャンセリングヘッドフォンのように機能します。リアルタイムに結果が得られる内部のアナログコンピューターが入力信号をサンプリングし、出力信号と比較します。コンピューターは差分（歪み）を減算し、音楽信号に逆位相で付加します。その結果、SoundEngine は時間遅延なしに、アンプによって発生したすべてのエラーをキャンセルできます。
• 高周波測定器レベルの精度を有する高精度で低ノイズの独自電子ボリュームアッテネーターを使用しています。フロントパネルのボリュームノブは、ボリュームの変化量検出に使用され音楽信号は通過しません。その変化量をマイコンが把握し、独自の高精度電子ボリュームアッテネーターを動作させます。
• 片チャンネルあたり2 個（シングルプッシュプル）の手作業でマッチングされた超高速ハイパワー・バイポーラ・トランジスタから生み出されるパワフルな出力60W+60W（8 Ω） と大型トロイダル電源トランスを備えた強力な高品質電源部により、ハイスピード、広大なサウンドステージ、スムーズかつ高解像なサウンドを提供します。またフォノイコライザーなどのアナログソースからの繊細な信号に対する歪みを最小限に抑えます。