S3 Mk3
■価格
Softec仕上げ :9,240,000 円 (2本1組/税込) / 8,400,000 円 (2本1組/税抜) ※送料別途
High Gloss仕上げ:10,560,000 円 (2本1組/税込) / 9,600,000 円 (2本1組/税抜) ※送料別途
ハイパフォーマンス・スピーカーの設計と製造を追求するMagicoがここに新しいS3を発表します。MagicoのフラッグシップモデルのM9は、あらゆるエンジニアリングの実践における完成形と言えます。
M9の開発で得られた知識と技術的な進歩は、新しいS3に生かされています。新たな研究開発(R&D)能力を突き詰め、従来モデルS3 Mk2の再設計に着手し、すべてのパラメータで聴きやすさに繋がる改善を施しました。新しいエンクロージャー、ドライバー、カップリングシステムにより、新しいS3は当初の設計概要をはるかに超える成果を達成しました。
エンクロージャー
新S3は、洗練された美しさと堅牢性を両立させた外観が特徴です。エンクロージャーは、厚さ1/2インチから2インチの4枚のアルミ押し出し材から構成される新設計で、新たな形をゼロから作りあげる意欲的なアプローチの結果です。
フロントバッフルを含む各パネルは、全てエッジレスシェイプになるように慎重に加工されています。エンクロージャーによる回折を最小限に抑え、垂直定在波を打ち消すために、削り出しのトッププレートは前面に向かって緩やかなカーブを描いています。
より厚みを持たせ安心感を増したベースプレートには、新設計の3ポイントアウトリガーシステムが組み込まれています。新設計の3個の脚はスピーカーの重心を下げて全体の安定性を高め、低ノイズフロアとダイナミクスの向上を実現しています。
新しい自社製3Dレーザー干渉測定システムは、エンクロージャーパネルを片CH最大1000ポイントまで測定し、エンクロージャー全体のSPL共振を集約して計算します。この高精度な解析により、トランスデューサーとしての音の出力とエンクロージャーの共振特性を比較測定し、内部のブレーシング及びダンピング技術を効果的に適用して、S3の完成系における音響特性&音響パフォーマンスを最適化することができます。新S3エンクロージャーは、前モデルに比べ30%の静音化を実現しました。
アコースティックデザイン
クリッペル社(Klippel GmbH)のニアフィールドスキャナー(NFS)は、空中に吊り下げられたスピーカーエンクロージャーの周りを回転する1本のマイクによって測定されます。
このマイクはまず周辺空間を分析し、無響室なしで最小限の時間で完全自動の3次元音響測定(軸上および軸外)を行います。その後、測定点の360度球面が、最初の室内測定値を差し引いた式で計算されます。
クリッペルニアフィールドスキャナーは、MAGICOに前例のない高精度なデータを提供し、標準的なリスニングルーム環境における各スピーカーの室内反射とレスポンスを予測することを可能にしています。 新S3は、この妥協のない測定技術への投資によって大きな恩恵を受けました。
その結果、比類ない音響性能につながる、明確な技術的優位性を持つスピーカーが誕生しました。
ドライバー
3年にわたるエンジニアリング・リサーチにより、機械的および音響的なパラメータを改善した新生代のドライバーのフレーム設計を実現しました。新S3のミッドレンジおよびベース・ドライバー用に新しいフレーム・プロファイルが開発され、理想的な剛性とダンピング特性を実現し、空気の流れを最大化しながら共振モードを低減して音響的な影響を最小限に押さえています。新S3のデザインは、いかなる面においても偶然の産物ではありません。最高の音響性能のために研究開発リソースを活用するMAGICOのコミットメントは、他の追随を許さないものです。
トゥイーター
M9トゥイーター・プラットフォームの主要な要素を用いて新設計された新S3トゥイーターは、高評価を得ているMAGICO 28mm ダイヤモンドコート・ベリリウム・ダイアフラムを搭載しています。最新の有限要素解析モデリングツールを用いて形状を最適化し、新S3の高域再生をより完璧なものにしました。これは、ベリリウムの物理的特性を巧みに利用することで、ダイヤモンドのような比重の重い素材でありながら、理論上の理想に近いトゥイーターを実現することができたのです。この応用技術により、ドーム径を26㎜から28mmに拡大し、パワーハンドリングと低歪率を向上させることに成功しました。ネオジウムベースのモーターシステム、音響的に改良された新しいバックチャンバー。湾曲したフロントバッフルにフィットするためにカスタマイズされた形状と組み合わせることで、新S3トゥイーターは高周波トランスデューサーの中で現在最も低い歪率を誇ります。さらに大きなパワーハンドリングと相まって、新S3トゥイーターは技術的にも音響的にも驚異的な存在となっています。
ミッドレンジ
5インチ・ミッドレンジドライバーは、ハニカムアルミニウムのコアをグラフェンとカーボンファイバーの外層と内装で挟みこんだ先進のコーン素材を採用しています。これにより、より広い分散特性を実現し、中域の透明感を高めています。この最新の振動板は、カスタマイズされたフレームと革新的なフォームサラウンドによって支えられており、理想的な振動板とエッジの一体化、より早いセトリングタイム、驚異的な低歪みを実現します。ネオジムベースの全く新しいアンダーハングモーターシステムは、安定した磁場を形成する2つの超大型マグネットと、渦電流を最小限に抑え効率を最大化する純銅製のポールキャップを使用しています。このミッドレンジドライバー技術の開発は、周波数と時間の両領域において、測定された性能の新しいベンチマークとなりえます。
ウーファー
有限要素解析(FEA)は、音響、機械、電磁気、熱の各特性を評価するための単一プラットフォームをMAGICOのエンジニアに提供します。この綿密なテストにより、周波数と時間の領域で歪みを最小化することができます。新S3のベース・ドライバーは、この先進的な研究から大きな恩恵を受けています。新S3の9インチ・ベース・ドライバーは、MAGICOのグラフェン・ナノテック・コーンを強化したものを搭載しています。グラフェンは炭素の六角形の格子で、高炭素銅の50倍の引張強度をもっています。ハニカム構造のアルミコアをCFグラフェンの外層と内層で挟み込むことで、最高の剛性対重量比、理想的なダンピング特性、極めて低い歪みを実現しています。5インチのピュアチタンボイスコイルボビンと1/2インチのリニアエクスカージョンを持つ巨大な銅キャップを含む特大のコンポーネントを組み込んだ新しいベースユニットです。磁界の超安定化により、優れた低音出力(112dB@50Hz、1mで測定)と超低歪みを実現し、インダクタンスは0.25mH以下に抑えられています。業界最先端の研究開発技術に妥協することなく取り組むことで実現した技術的優位性。その結果、この価格帯では考えられないほど多くの聴く喜びをもたらす傑作が誕生しました。
仕様
使用ユニット |
28mm MB5FP Diamond Coated Beryllium Dome × 1
150mm Gen 8 Midrange driver × 1
230mm Gen 8 Bass driver × 2 |
能率 |
88dB 1W/1m |
インピーダンス |
4Ω |
再生周波数帯域 |
24Hz ‒ 50kHz(±3dB) |
推奨パワー |
50 - 750W |
スピーカー端子 |
シングルワイヤリング ポスト |
外形寸法 |
112cm(H) × 430(D) × 430(W)※アウトリガー含む |
重量 |
101.0kg |
価格 |
Softec仕上げ :9,240,000 円 (2本1組/税込) / 8,400,000 円 (2本1組/税抜) ※送料別途
High Gloss仕上げ:10,560,000 円 (2本1組/税込) / 9,600,000 円 (2本1組/税抜) ※送料別途 |
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