プロ用フォノステージを製作し続けてきたEMTの長い伝統を受け継ぎ、音楽性を追求しレコード再生の魅力をオーディオファイルに届けます。
特徴
- 長年培ってきた真空管の回路設計、厳選された部品、高度な振動制御技術により、最高のパフォーマンスを実現しています。
- 増幅素子として全段に米国のミサイル技術のために製造されたサブミニチュア管(SMT管/小型真空管)を採用しました。
- 調整機能やコントロール機能を最小限に絞りEMTカートリッジの能力を極限まで引出します。(モノラル/ステレオ、DIN78/RIAA、Mute/Sound、ゲイン調整)
- レコード再生における微小なアナログ信号に入りこむノイズや磁界の影響を最小限に抑えるために、フォノ回路と電源部は、スリムでありながら重厚なアルミ削り出し筐体に収められています。2ピースの天板以外の筐体は1ピースの特殊アルミニウムブロックから削り出されています。電源トランスと電源インレットはそれぞれ独立したスペースを与えられノイズや磁界の輻射を押さえ込んでいます。電源基板とフォノ基板も削り出された分厚いアルミ隔壁によって相互干渉を物理的に排除しています。
- 切り替えスイッチの台座や真空管の制振用台座にもアルミの削り出しブロック材が使用され高剛性を際立たせています。入出力端子部分も切削加工を駆使して最大限の厚みを維持し端子パーツの強固な取り付けと高音質化に寄与しています。
- 音質に多大な影響を及ぼす昇圧トランスには、SWEDENのLUNDAHL製カスタムメイドを採用。インピーダンスマッチングとバランス出力用のラインアウトトランスにもLUNDAHL製カスタムメイドを搭載しています。
- 外部からの振動を効果的に抑制する特製インシュレーター採用。軟質性の素材を筐体脚部内に使用し筐体内への振動の伝播を遮断するフローティング構造を取り入れてます。
- 筐体下部に開けられた複数の小さい穴から吸い上げられた空気が、基板に開けられた穴を通過し真空管を効果的に冷却します。加えて筐体内部の温度を一定に保ち動作安定に結びついています。