これまでのTONDOSE(EMT独自のシェル一体型カートリッジ)の代表モデル『TSD 15』は、生産開始から既に50年以上が経過しています。EMTは次の50年に向けて、新たに独創的なMCカートリッジを作るために慎重に再設計に取り組んできました。
そのプロセスは、先人の伝統とノウハウを尊重するために、数え切れないほどの資料を精査することから始まりました。
そして、それらを現代の技術・工法と融合させることで、「TONDOSE」の名に恥じない「TONDOSE」を完成させました。
新しいTONDOSEは生産完了となったこれまでのTSD15と完全に互換性があります。

特徴

• バリエーション豊かなステレオカートリッジラインナップ
  従来のSPH（丸針）とSFL（楕円針）のラインナップにMRB（ボロンカンチレバーとMR『マルチラディアス』＝ダイヤモンド多面カット精密研磨スタイラスチップ）採用の新モデルが加わりました。
  また、お使いのトーンアームに合わせて、3種類の接続仕様を選択することができます。


• 6種類のコイルオプション
  EMTでは全ての製品で6種類（銅3種類、銀3種類）の発電コイルから選択することができます。
  インピーダンスもそれぞれのコイル素材で3種類の値を選択可能です。
  針交換の際に発電コイルを変更することも可能です。
  標準仕様は、従来のTSD15と同様の銅コイルと24Ωの組み合わせになります。



• マグネシウムハウジング
  定評のある発電機構はそのままに、マグネシウムの固体ブロックから削り出したモノブロック構造のボディを作成しました。これにより、剛性と共振特性が大幅に向上しました。